- 読書を趣味にするメリット
- 読書を習慣にするコツ
なにか趣味がほしいなぁ…と思っている方。
読書なら通勤時間や寝る前のわずかな隙間時間でも取り組めますし、書籍代以外ほとんどお金もかかりません。特にビジネス書であれば楽しみながら仕事に役立つ知識も身につくため、一石二鳥の自己投資と言えます。
筆者は年間で100冊ほど本を読んでいます。
読書を趣味にするのはめちゃくちゃコスパが良いですし、趣味なのにリターンが大きいので、めちゃくちゃおすすめできると思うんですよね。
自分で言うのもなんですが、割と社会人の中では読んでいる方だと思っておりまして、その日頃の経験から、読書を趣味にするメリットや読書を習慣にするコツについてお伝えできたらと思います。
【理由】読書を趣味にするメリット7選
読書のメリットは以下になります。
- キャリアアップ・収入向上につながる
- ビジネスに必要な知識やスキルが身につく
語彙力が増えコミュニケーション能力が向上する
- 論理的思考力や判断力が鍛えられる
- 発想力が刺激され新しいアイデアが生まれる
- 視野が広がり他者の視点や価値観を学べる
- ストレス解消・リラックス効果がある
キャリアアップ・収入向上につながる
読書習慣は長期的に見てキャリアアップや収入アップにつながる可能性があります。実際、高年収のビジネスパーソンほど日常的に本を読んでいる傾向があるという調査結果があります
例えば、年収1800万円以上の人は月平均5.4冊の本を読むのに対し、年収600万円台の人は2.5冊というデータもあり、読書量が2倍の人は年収が3倍になるというのです
読書そのものが直接給与を上げるわけではありませんが、本から得た知識を仕事で活かして成果を出すことで昇進や昇給につながりやすくなります。
ビジネス書を読むことで得た新しいアイデアやスキルを仕事に取り入れ、結果を出せば周囲からの評価も高まります。その積み重ねがキャリアアップにつながり、ひいては収入向上という形で報われるでしょう。実際、名だたる成功者たち(ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットなど)も読書家として知られており、読書を自己投資の重要な手段と位置付けています。忙しくても読書習慣を持つことは、将来の自分への投資になるのです。
ビジネスに必要な知識やスキルが身につく
読書、とりわけビジネス書の読書は、仕事に直結する知識やスキル習得に最適です。経営・マーケティング・金融・心理学など、ビジネスで求められる幅広い分野の知識を本から効率良く学べます
現役の経営者や専門家が執筆した書籍からは、現場で役立つ実践的な知恵やノウハウを吸収できるでしょう。
また、読書を通じて得た知識を実務に活かすことで、自分の市場価値を高めることができます。例えば、マーケティングの本で学んだ手法を自社プロジェクトで試して成果を出したり、リーダーシップの本から得た教えをチームマネジメントに活かしたりといった具合です。本で学び→実践→成果というサイクルを回すことで、着実にスキルアップしていけます。
さらに語彙力も向上するため専門分野の情報キャッチアップが容易になります。専門用語や業界の最新トレンドも理解できるようになるでしょう。本を読むほどに知識の引き出しが増え、仕事で頼れる存在になれるのは大きなメリットです。
語彙力が増えコミュニケーション能力が向上する
本を読み続けていると**語彙(ボキャブラリー)**が豊かになります。日常会話ではあまり使わない言葉遣いや表現にも本の中で数多く出会うため、自然と使える言葉の幅が広がるのです
語彙力が高まれば、自分の考えを的確な言葉で表現できるようになりますし、人の話を理解する力も高まります。
語彙力アップはそのままコミュニケーション能力の向上につながります。例えば会議やプレゼンで適切な言葉を選び的確に説明できれば、説得力が増し信頼感を与えられます
読書で得た幅広い知識も会話の引き出しとなり、ビジネスシーンでの話題作りや雑談にも役立つでしょう。特に経営者の方との会話では、読書経験から得たネタがあると盛り上がりやすくなります
論理的思考力や判断力が鍛えられる
読書には思考力を鍛える効果もあります。特にビジネス書や教養書を読むと、著者の主張や論理展開にじっくり向き合うことになります。「なぜそう言えるのか?」「自分ならどう判断するか?」と考えながら読むことで、自然と論理的思考力や判断力が向上します
本の内容に賛成か反対か、自分なりに批判的に考察してみるのも頭の体操になります。
また、様々な分野の本を読むことで視野が広がり、多角的に物事を考えられるようになります。一冊の本を読み終える頃には、自分の中で何らかの結論や学びが生まれているはずです。そうした経験を重ねることで、日常の仕事でも論理的に筋道立てて考え、的確な判断を下す力が養われます。読書は頭の筋トレのようなものと言えるでしょう。
特にリーダーシップを発揮する立場にある人や、問題解決が求められる職種の人にとって、読書で培った論理的思考力は大きな武器になります。複雑な課題に直面しても、本で得た知識や思考プロセスを応用して解決策を導き出せるようになるでしょう。
発想力が刺激され新しいアイデアが生まれる
クリエイティビティ(創造力)を高めたいなら読書は最適な方法です。読書を通じて自分の知らなかった世界観や概念に触れることで、脳が刺激を受けます。特に異分野の本や普段読まないジャンルの本を手に取ると、新鮮な驚きや発見があるでしょう。それがヒントとなり、仕事上で行き詰まっていた課題に対する斬新なアイデアがひらめくこともあります。
また、小説など物語を読むことも発想力のトレーニングになります。文字だけで描かれた世界を想像し登場人物の心情を追体験する中で、想像力が鍛えられるからです。ビジネス書でもケーススタディや物語仕立てのものがありますが、自分を登場人物の立場に置き換えてみたり、「もし自分の会社でこの手法を試すなら?」とシミュレーションしてみたりすると、より現実のビジネスに落とし込んだアイデアが浮かびやすくなります。
実際、読書によって「創造的なアイデアや解決策を生み出すヒントを得られる」ことが多々あります
日常業務では得られない刺激を本から取り入れることで、発想の引き出しを増やし、イノベーティブな思考を養うことができるのです。
視野が広がり他者の視点や価値観を学べる
本を読めば、自分では経験し得ない多様な人生や考え方に触れることができます。とりわけ伝記や経営者の回顧録、自己啓発書などは、著者や登場人物の価値観や信念が色濃く表れています。他人の体験談を追体験することで、自分の中になかった視点やものの見方を学ぶことができるでしょう。「自分ならこう考えるけど、この人はこんな風に考えるのか」といった発見の連続です
これはビジネスにおいても大いに役立ちます。読書を通じて共感力や対人理解力が高まるからです。様々なバックグラウンドを持つ人の意見に触れることで、多様な考え方を受け入れる柔軟性が身につきます。職場でも部下・同僚・上司、それぞれ立場の違う人たちの意見を理解しやすくなり、コミュニケーションやチームワークが円滑になるでしょう。
さらに、異文化や歴史に関する本を読むことで国際的な視野も養えます。グローバルなビジネス展開に携わる人や、社内でダイバーシティ推進に関わる人にとっても、読書で得た知見がきっと助けになるはずです。一冊の本との出会いが、自分の視野を大きく広げてくれる——それも読書の醍醐味と言えます。
ストレス解消・リラックス効果がある
忙しい日々で溜まったストレスの解消にも読書は有効です。本を読み始めると仕事の悩みや不安を一時的に忘れ、物語や知識の世界に没頭できます。静かな環境でページをめくる時間は心を落ち着かせ、リラックスさせてくれます。実際に読書には精神的な安定やストレス軽減の効果があると指摘する専門家もいます
寝る前の読書習慣は、スマホを見るよりも安眠に良いとも言われています。
特にビジネス書の場合、「明日から仕事で試してみよう」「この考え方を取り入れてみよう」と前向きな気持ちになれるため、読後にはモチベーションが上がりストレスが和らいでいることに気付きます。自己啓発書を読んでポジティブなマインドセットを得たり、成功者の本を読んで「自分も頑張ろう」と勇気づけられたりする経験をした方も多いでしょう。
また、紙の本を読むという行為自体がリラクゼーション効果を生みます。お気に入りのコーヒーを片手に静かな場所で読書する時間は、忙しいビジネスパーソンにとって贅沢な癒やしのひとときです。心身のリフレッシュと知的好奇心の満足を同時に得られる読書は、まさに一石二鳥のストレス解消法です。
【方法】読書を習慣にするコツ
おすすめしたい読書を習慣にするコツがあります。
内容は以下です。
- 全部の内容を読もうとしない
- 本にはアタリ・ハズレがあると割り切る
- 短時間から始める
全部の内容を読もうとしない
一般的に、読書をしようとすると、書籍の最初から最後まで読む人がほとんどだと思います。しかし、実用書やビジネス書などの場合、すべてを読む必要はありません。書籍の本当に重要な部分というのは全体の2割程度しかありません。
これはパレートの法則(80:20の法則)にも通じる考え方で、多くの書籍において、核心となる情報は全体の2割程度に集約されており、残りの8割は補足的な情報や具体例であることが多いです。
全部の内容を読もうとすると非常に時間を消費しますし、そうすると多くの人にとって読書のハードルが上がってしまいます。
そこで、事前に書籍の目次やレビューを確認し、自分の目的に合った情報が書かれているかどうかを判断して、重要な部分のエッセンスだけを読み取るだけでも充分に読書の価値があります。
本にはアタリ・ハズレがあると割り切る
読書は、書籍選びの段階で「当たり外れ」があります。
これは、書籍の内容が自分の興味関心やレベルに合わなかったり、期待していた内容と異なっていたりする場合に起こります。筆者も30冊ほど読んで1~2冊アタリ本を引き当てられたらラッキーだと思っています。
そのため、「これは読んでても辛いな、おもしろくないな」と思ったら、その場でやめてしまいましょう。どんなに良い打者でも全打席でヒットを打つことはできないのと同じで、読書もヒット本との出会いを量産するには、まず打席に立つ回数を増やす必要があります。
つまり一定量の多読は必要ということです。
いくつかの本をざっと試し読みしてみて、興味をそそられるものを読んで見るということですね。しかし、それでも少ない打率でアタリ本を引き当てたいですよね。方法としては、最初の試し読みの時に目次などである程度判断できればベストです。
初心者でちょっと判断が難しい場合は信頼できる書評や要約を探すと良いですよ。何人か自分が信頼できる書評ブロガーやyoutuberを見つけると、アタリを引き当てる確率が上がります。
短時間から始める
読書のまとまった時間が取れないという人は毎日10分でも良いので、まずは短い時間から読書を始めてみましょう。
通勤時間の時間を活用するのもおすすめです。
ちなみにAudible(オーディブル)という本の朗読サービスがあり、このサービスを使うと
スマホとイヤホンを使って、運動中や家事をやりながらでも読書ができるので便利ですよ。
詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ
【まとめ】
忙しい社会人にとって、読書を趣味にすることはストレス解消と自己成長を両立できる最強の方法です。ビジネス書を中心に読めば、リラックスしながら仕事に活かせる知識やスキルを身につけることができます。読書習慣はあなたの視野を広げ、思考力やコミュニケーション力を磨き、ひいてはキャリアアップにもつながるでしょう。まさにメリットだらけの趣味と言えます。
最初は「1ヶ月に1冊」など無理のないペースで構いません。重要なのは継続することです。忙しい毎日の中でも、本を開く時間を少しずつ作ってみてください。読書を習慣にできれば、日々新しい知見を得る喜びと成長実感を味わえるようになります。さっそく気になるビジネス書を一冊手に取って、充実した読書ライフへの第一歩を踏み出してみましょう!
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