「本なんて読んだところで意味がないよね。それをしたところで人生がなにか変わるの?ビジネス書を読んで人生変わったとか言っている人はちょっと胡散臭いんだよね。」
実際にそう思っている人は結構いると思います。
僕は、比較的ビジネス書をかなり読む方だと思いますが、そんな自分でも「この人の言っていること胡散臭いな」というケースは普通にあります。
ですが、だからと言って「読書なんて意味ないっしょ!」と読書そのものを全部ぶった切るのは違うとも思っています。
【主張】ビジネス書は目的を達成するための道具でしかない
本というのは、あくまでも目的を達成するための道具でしかありません。
それ以上でもそれ以下でもない。
読んだ後に、目的を達成するところにまで辿り着けないからこそ「意味がない」と感じてしまうのです。
【根拠】読んだ場合と読まなかった場合で違いがなければ意味がない
例えば、ドリルという道具で考えてみましょう。ドリルを買う人はなぜドリルを買うのでしょうか?
「ドリルの光沢と造形美がたまらないんだよねー」と言ってドリルを購入する人は少数派だと思います。
一般的には「穴を掘るため」にドリルを買っているのです。
だから、ドリルを買ってみたのに、穴を掘らなかったら意味ないですよね。だって穴掘るために購入しているのですから。
本も同じです。本を読んで、そこから知識や新しい示唆を得て、それを普段の生活や仕事につなげてこそ意味があります。
読んで終了!あとは人生が変わるのをじっと待ちます!なんてことをしていても意味はありません。
本はあくまで知識や示唆などを与えてくれる道具なだけなので、最終的に人生を変えるのは本人の具体的な行動です。
つまり本の知識や示唆に意味が出てくる時というのは、以下2つの行動に違いを生んだ時です。
- 本を読んだ場合の行動
- 本を読まなかった場合の行動
その時に違いがうまれてこそ、初めて読書に意味が生まれるのです。
本を読んでも読まなくても行動がなにも変わらなかったら意味ないですよね。だって読んでも読まなくても行動が変わらないわけですし、行動が変わらなければ、人生変わるわけがないです。
「読書なんて意味がない」と主張している人は、本を通して得た知識や示唆を、この行動を生むところにまでつなげられているのでしょうか?
ひいては、自分の利益になるようにつなげられているのでしょうか?
本はあくまで目的を達成するための道具でしかありません。
それを活かすも殺すも自分次第だと、筆者は考えます。
まとめ
偉そうには言いましたが、ぶっちゃけたところ、本にはアタリ・ハズレがあります。
どんなに良い打者でも全打席でヒットを打つことはできないのと同じように、
読んで良かったと思えるようにな読書を量産するには、まず打席に立つ回数を増やす必要があります。
「たくさん読んで、行動につなげる。」
これは自己成長をしたいのであれば絶対必要なことだと思います。
このあたりのことをもっと詳しく知りたい方は以下の本を読むと参考になると思いますよ。
▶ 外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術/山口周
ビジネス書や実用書など付き合い方を知る上ではめっちゃおすすめです。
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